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2023/06
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タロウの教え
オットをよく送っていく駅の駅員さん
もちろん タロウとも顔馴染み
以前には女の駅員さんもいて
オットを追ってホームまで付いていこうとするタロウに
「どうぞどうぞ~」と(タダで)入れてくれたり
お客さんとの犬談義もしばしば

そんな田舎のアットホームな駅

ある時
「どうしたら犬がそんなによく言うことを聞くようになるのか?」と
件の駅員さんに訊かれた
「命令しないことでしょうか
こちらが犬の言うことをよく聞くようになると 
犬はもっとこちらの言うことを聞いてくれるようになります」
そう答えた私

本当にそうだったのかな?犬全般?
ただ確かにタロウはそうだった
タロウが犬として特別であったはずがないから
犬はそうなんだろうと思う 今も思う
だから 力をもって犬を「躾ける」ことは どうかどうか止めてほしい
仔犬の頃はなによりその身の安全を保障してあげてほしい
その上で 危険なことをオトナたるヒトが遠ざけてほしい
身の保証なくして 聴く耳は育たない
成犬になったら「躾」ではなく
互いの社会性の違いをなんとか緩和して
折り合いをつけて より良い暮らしに持って行こう

言葉の違いで意思疎通がなされない
ならば こちらの言うことを伝えるのではなく
まず 相手の言うことを理解してみようと思おう
「わかった」 と本当に思うほどに努力してみよう

タロウがいない今
あぁ あの時私はあんなことをしないほうが良かった
あぁ こんなこともあったけれど 通過儀礼だった
そんなことを思う

こんなふうに
タロウから教えてもらったことは多い

「あなたは私にとって大事だよ」と
「あなたにとってここは安全だよ」と
その記憶さえしっかりと心の基盤に植え付けてあれば
生きる上での問題は大事にならずに済むのではないか

イヌであっても ヒトであっても・・・


タロウが逝った後
件の駅員さんが
「また犬飼わないの?」と訊いた
タロウが逝ったことを伝えた時には動揺しなかったのに
その時 不意の質問だったからか
不覚にも涙を流して言葉に詰まった

犬を飼う

そうじゃないのよね
タロウと一緒に暮らす
私にとってはそうだったから

タロウは犬という種族だったけれど
タロウはタロウだった

だから おそらく 
「別の犬」を・・・という気持ちにはならないのだろうと思う

件の駅員さんには悪いことをした
恐縮してしまって謝ってくれた
それがまた申し訳なくて…
なかなか顔を合わせにくくなっている・苦笑





 
6歳の男の子と正岡子規の言葉


「人間はみんな生まれてきてから、人を愛したり、
幸せな人生を送る方法を覚えるんでしょう?
でも犬は、生まれたときからもうすでにその方法を知っているから、
長く生きる必要がないんだよ」


http://karapaia.com/archives/52165577.html


その通りだと心から思う
そして私は
正岡子規の言葉を思い出す


余は今まで禅宗のいはゆる悟りという事を誤解して居た。
悟りといふ事は
如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、
悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた。



死ぬことは もしかしたら 本人にとって大したことではない
死ぬことは 周りにとって大ごとなのだ

変わらないものは何一つない
変わることこそ生きている証

変わらない日々を願う時は
変わる様々に打ちのめされている時

そして今の私の一番嫌いな言葉は

一期一会

 
おかえり~♪
たいがい 東京の家に戻る時はタロウも一緒
高速を二人で行ったり来たり
が 当たり前だった

タロウは一人でお留守番なんてしたことがなかったので
(生涯なかった)
オットと二人で出かけなければならない場合は
(滅多になかったけれど)
おじいちゃんとお留守番が常だった

だから 戻る時には ワクワクしたものだった
だって タロウがどんなに喜んでくれるだろう! と
楽しみだったから

尻尾ブンブン
耳がピタ―っと横に平たくなって
ヒーヒー キューキュー と 悲鳴にも似た声で鳴く
何度も何度もキスを要求


タロウがいなくなって
そんな喜びもなくなって…

と思ったら

3頭の猫たちが 玄関で勢揃いして お出迎え


でも
それでも
タロウのいないさみしさが消えないのは…



ネコズ 
ありがとうね
 
初盆
お盆

いつも通りに棚を作って
お膳を作って
お団子を供えて・・・


タロウが身罷って いわゆる 初盆 
なのだけれども
どうも そんな気がしない

どういうことかなぁ

タロウはいつも私と共にある

そんな感じが強いからかなぁ

彼岸から此岸へ帰ってきて
此岸から彼岸へと戻る


う~ん どうしてもそんなことがピンとこない 今年のお盆

彼岸と此岸

それは そんなに離れているわけでもないのかもしれない
そんなふうにも感じる

まぁ 死んでからのお楽しみ♪

 
夏に…

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プロフィール

タロウの母

Author:タロウの母
「美味しいお酒と肴で食っちゃ寝 
犬猫と遊んで また食っちゃ寝」
 を理想とする怠け者

2010年愛玩動物飼養管理士2級取得
同年 ホリスティックカウンセラー

タロウ (犬-男の仔・2005年春生) 
さっちゃん(猫-女の仔・2006年春生)
ハル  (猫-男の仔・2013年秋生)
ダイ  (猫-男の仔・2014年秋生)
と一緒に暮らしています
くぅちゃん(猫・女の仔・元野良)は
2009年初夏に家に来て1年後に身罷りました

おうちを求めています!
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