2009-05-28(Thu)
昨日もこちらは夏のような気候でした
なのでタロウの散歩時間はいつもよりちょっと遅め
そのせいか 今日は誰にも会わなかった~
と思ったら・・・
土手の上から ハナちゃんのお母さんが声をかけてくれました
「うちはもう帰るのよ~」
「タロウ 残念! ハナちゃんもうお散歩オワリだって」
そうしたら ハナちゃんのお母さん
「実はね~」と話すには・・・
先日 町による狂犬病注射があったんですけど
そこで ハナちゃん 別の仔に噛まれちゃったんですって!

この仔がハナちゃん
おとなしい仔です
初めてタロウがご挨拶したときも ちょっと怖がるそぶりを見せていました
今はシッポ振ってタロウが来るのを待っててくれるんだけどね
(どっちかっていうと 今じゃタロウのほうがよそよそしい・・・汗)
噛んだ仔のことも知ってました
タロウがその仔の近くに行くと激しく吼えます
ちょっとキケンな吼え方なので もちろん近くには行きません
ハナちゃんは後ろから牙がぐっさりと突き刺さる形で噛まれたそうです
そのせいで 今はとにかく犬が怖い 外が怖いという状態なんだとか
慣らすために 少しずつ 短い間 お散歩に連れ出しているんだって
なんで噛んじゃうのかな・・・
以前私が噛まれた太郎クンは 明らかに自分を守るための過剰防衛の「噛む」でした
自分の安心できる範囲が極端に少ないということですね
甥っ子の家族のホネちゃんは
自分の要求を通すための「噛む」でした
小さくて力ではヒトに負けちゃうから 自分の最大の武器を使うんですね
どっちも ヒトとのコミュニケーションがうまく取れていないといえます
いや 「ヒトが」コミュニケーションをとることを怠っているということかな・・・
犬は鎖で繋いで飼うのが普通
吼えるのも当たり前
他の犬とのケンカも当たり前
引っ張って散歩するのも当たり前
「違う」と私は思っています
犬はとても平和主義者だと感じています(他の動物もかな~)
無駄な争いはしないものです
もし攻撃的過ぎるわんこがいるなら
そこには何かしら その仔の抱える問題があるのだと思います
そして それは その仔のせいだけではない
その仔を家族として暮らすヒトがそれに気がついてあげられるかどうか
このように書くと
躾に悩むヒトに追い討ちをかけてしまうでしょうか
私もタロウが1歳のころは とても悩みました
以前にペロとチビというわんこと一緒に暮らした経験から
「完璧に」ヒトの言うことを聞くようにしないと
この社会ではとてもわんこが生きずらいと考えていたからです
そうして 色んな本を読んだり ネットを彷徨ったり 色々な人の意見を聞いたり・・・
結果として 私がそこから学んだことは
「自分が本当に納得できないことはタロウに押し付けられない」ということでした
タロウがもともと良い仔だったから
こんなに呑気でいられるのも確かですけれど
もし 躾に悩んでいらっしゃる方がいたら ひとつだけ言いたい
「怒らないで!」
躾って何でしょうか?
このヒト中心社会で ごく普通に穏やかに笑って生活できるように
ヒトとわんこがお互いをわかり合う必要があるんですよね
だから わんこが一方的に躾けられるのではなく
ヒトがわんこのことを知ることも大事なんでしょうね
ヒトが怒る時って 自分の都合にわんこを合わせようとして
それにちゃんと従ってくれない時が多いですよね
少なくとも 私の場合はそうでした
経験上 怒っても タロウに通じませんでした
言い聞かせてもダメでした
当たり前です
だって それって ヒトの論理ですから
怒る=そのわんこを否定することだと今は思っています
タロウと私の間になんていうんだろう
「疑い」がなくなった時 何かが変わったように思います
こうしなくちゃいけないなんてことは
なにひとつないんだな~と感じます
ただ「こうしてくれると助かるな~」ということはありますよね
だから 頼みましょう わんこに!
協力してくれるよう お願いしましょう と提言したくなります
その方法は 色々な人の考えからヒントを得たり 自分で気がついたり・・・
自分のわんこと繋がるのは自分しかいないのですから
どのわんこにも通用する方法なんてないんだと
あぁ あの頃の私に言ってやりたいわ~
なぜ噛むのか から ナガ~イ話になっちゃった・汗
ただ 噛む仔にも ちゃんと理由がある
それに気がついて欲しいと思うのでした
あとは・・・
ハナちゃんが立ち直ってくれること!
ハナちゃん タロウと挨拶できるようになってね!
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