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2017/07
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本:梨木果歩『海うそ』
梨木果歩『海うそ』 昨夜 読み終える

修験道の聖地であった島が 明治の廃仏毀釈の嵐で変貌し
そして 現代 その島はレジャーランドとしてまた 姿を変えていく

色即是空 空即是色
主人公たる男は 最後にその言葉に辿りつく
設定も お気楽さも 全く違うけれど
『ねことじいちゃん』 に出てくるセリフを思い出す
主人公のじいちゃんの息子が里帰りして
「ここは変わらないねぇ」と呟くと
「変わらんもんなんありゃせんよ」と じいちゃんは返す

動物は過去も未来もない
日々を その時だけを生きている とはよく言われること
けれど ヒトもまたそうだと思う
変らないと思っている自分の在り方ですら
端から見れば変わってきているのかもしれないし・・・
変わっていくから 生きているのかもしれないし…

色即是空~の 真意は わからないけれど
全てが生きているうちのこと
ヒトが過去を知ろうともしないのはとても切ないことだけれど
過去はしかし 誰に知られなくともそこにちゃんとあった のだと思う
「犬に食われるほど自由だ」(藤原新也)
私はこの言葉が好きなのだけれど
ここに通ずるような気がする

最近 学生時代の友人たちに会うとみんな
「(死ぬまでの)時間がもうないから!」と
タイムリミットを感じている様子・笑
(いや それを理由に集まろう! というただの言い訳かも・笑)

毎日しなければならないことをしているうちに時間が過ぎ
自由 という言葉を横目でうらやむ私
どうしたら この逼塞感から逃れられるんだろう と思わない日はない

でも また それも 「生きているうち」 なのかな…

そうそう!
『ねことじいちゃん』だけど
その息子が帰ってくる理由が お母さんの三回忌
なのに 嫁も孫娘も忙しいからと来ない!
え~!? とびっくり
三回忌だよ まだ
おじいちゃん一人で暮らしているのに
どんな理由があるの? どんなに忙しいの?
と 
漫画の中のこととはいえ 思わず憤慨しちゃったワタクシでした



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プロフィール

タロウの母

Author:タロウの母
「美味しいお酒と肴で食っちゃ寝 
犬猫と遊んで また食っちゃ寝」
 を理想とする怠け者

2010年愛玩動物飼養管理士2級取得
同年 ホリスティックカウンセラー

タロウ (犬-男の仔・2005年春生) 
さっちゃん(猫-女の仔・2006年春生)
ハル  (猫-男の仔・2013年秋生)
ダイ  (猫-男の仔・2014年秋生)
と一緒に暮らしています
くぅちゃん(猫・女の仔・元野良)は
2009年初夏に家に来て1年後に身罷りました

おうちを求めています!
みんな幸せ NPO法人犬と猫のためのライフボート~手を伸ばせば救えるいのちがある~
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