2019-04-21(Sun)

昨日がタロウの三七日
夕方には東京に戻らなければならないオットのため
昼に父と3人でお経をあげる
お経はいつも般若心経
母の時に覚えたから
暗唱できる唯一のお経なのです
このところ本ばかり読んでいる
それも 逝ってしまった仔関連の本ばかり
何冊も何冊も読んだ
そして
読んでも読んでも
満たされない思いが残る
だって それはタロウと私のことではないから
そうとわかっていても
また何か新しいものを見つけたら
読んでしまうのだろうと思う
読んだうちの何冊かの本に
「執着を手放す」
という言葉があった
読んだ時にはわかったような気になるが
では 私がそうできるかというと
できないのです
今はできない
そう断言してしまう
したくもない・・・のだと思う
以前知った仏教の説話にこういう話があった
偉いお坊さんとその弟子が道を歩いていた
鰻屋さんの前を通った時
偉いお坊さんが
「いい匂いだな」と言った
それをお弟子さんが聞いて
しばらく悶々とした後で
そのお坊さんにそんなことを言っていいのかと聞いた
そうしたら そのお坊さんは
「お前はまだそんなことを気にしていたのか」と言った
というもの
つまり いい匂いだなと言った
それはもう一瞬のこと
そして過去のこと
そんなことをまだ考えていたのか
ということなのかな
執着
今の私の気持ちは執着なんだろうか
愛するということはどういうことなんだろうか
私はタロウを愛していると思っていただけで
それは 単なる執着なんだろうか
堂々巡りで 悟りには程遠い
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