タロウが肉体を脱ぎ捨てて　早ひと月

長くて長くて　　短い　　ひと月だった

毎朝行っていた散歩公園

タロウがいないと　
もう二度と来ないだろうと
私ひとりでは行けないだろうと
そう思っていた

でも　ある日　
オットと共にタロウを偲ぶためにも
勇気を出して　あの公園に行ってみたら・・・

晩年の
ゆっくりゆっくり　私の足にくっつくように歩いていたタロウではなく
元気で　さっさと私のずっと前を走るように歩いていて
途中で
「まだ～！？遅いよ～」と言いたげに振り返る

そんなタロウがいました

笑顔だった

生前も
タロウとオットと私と
３人揃う散歩が一番好きだったタロウ

今も「みんな仲良く」が一番好きなんだと思うのです

タロウ
ありがとうね