2020-04-25(Sat)
私は滅多に動画を見ない
何故なら 時間を取られるから
他人の言葉を聞くのにやぶさかではないけれど
毎日聞くほど そんなに暇でもないという気がするから
まぁ せっかち ということでもあるのかもしれない
その私が
なんのおかげなのか
ある動画を見るに至った
それも「『火垂るの墓』は10倍恐ろしい」とかいう動画(タイトルは正確ではありません)
本当は違う動画を見るつもりで(コロナ関係)
しかし その動画が見るべきものがなく
というか 動画に写っている人物の顔を見て
「こりゃだめだ・・」と自己判断してシャットアウトした後
当該のタイトルが目について見てみた
岡田さんが前半だけタダで見せてくださったので
飛ばし飛ばし見たのだけれど
そうですか
そんなにおそろしいですか
私から言えば
恐ろしいのではない
悲しいのだ と思う
あのアニメに登場する主な人物すべて
自分である
そうは思えないだろうか
主人公の男の子
その妹
その母
二人の子供を面倒みる羽目になったおばさん
駅員
農家のおじさん
すべて 悲しい
主人公の男の子がいまだに成仏できない設定はあんまりだけれど
(14歳のこの子が何をした!
妹と二人生きようとしただけだ
妹が逝ってしまった後 ただ生きる本能に従っただけだ
それを許せないのは 誰でもない 彼だった)
そうでもしなければ
誰も自分のことだと
人間が 自分が
こんなに浅ましい一面をもった生き物だと
解ってもらえないだろうと思ったのかもしれない 作者たるヒトは・・・・
救いは
死にゆくこの子に おにぎりを(握り飯というべきか)差し出した手があったことだけ
遅すぎた手
この子たちが社会から放り出されることになったのは
戦争という非常事態だったから
本当に?
今も コロナのせいで
戦争だの 日常を取り戻すためだの と言われている
日常はあっけなく非日常になる
寅さんの映画を見る
この映画を見て笑っていられるのは日常
そうね
寅さんは 日常と相いれないヒト
けれど
周囲は少なくともなんとか非日常を日常として受け入れようとする
どこかにそんな余裕がある
夢物語
そうかもしれない
だから 寅さんは 人気がある
ユートピアだから
ダメでも 突飛でも
受け入れようとする社会が そこにはあるから
そんなもの どこにもないけれど
人間性を失った と 評論するヒトがいる
人間性?
人間性を失っていないからこそ こんな悲しいことがある
そうではないのでしょうか
人は自分を常に疑うべきだと思う
浅田次郎の最新作で主人公は言う
「俺は糞じゃねぇのさ」
糞とは何か
なんでしょうね?
高畑さんは しかし 糞を知っていたのでしょう
だから 作らなければならなかった あの映画を
私が見たのは20代の頃
もう二度と見たくないと思った
岡田さんのように理屈は立たなかったけれど
それでも反戦映画として見ていたのではなかったと思う
若い女の子は輝かしい未来しか夢見ていないんだろうね
あの頃の私には覚悟というものはなかった
今あるのかどうか
どうか問わないでほしい
何故なら 時間を取られるから
他人の言葉を聞くのにやぶさかではないけれど
毎日聞くほど そんなに暇でもないという気がするから
まぁ せっかち ということでもあるのかもしれない
その私が
なんのおかげなのか
ある動画を見るに至った
それも「『火垂るの墓』は10倍恐ろしい」とかいう動画(タイトルは正確ではありません)
本当は違う動画を見るつもりで(コロナ関係)
しかし その動画が見るべきものがなく
というか 動画に写っている人物の顔を見て
「こりゃだめだ・・」と自己判断してシャットアウトした後
当該のタイトルが目について見てみた
岡田さんが前半だけタダで見せてくださったので
飛ばし飛ばし見たのだけれど
そうですか
そんなにおそろしいですか
私から言えば
恐ろしいのではない
悲しいのだ と思う
あのアニメに登場する主な人物すべて
自分である
そうは思えないだろうか
主人公の男の子
その妹
その母
二人の子供を面倒みる羽目になったおばさん
駅員
農家のおじさん
すべて 悲しい
主人公の男の子がいまだに成仏できない設定はあんまりだけれど
(14歳のこの子が何をした!
妹と二人生きようとしただけだ
妹が逝ってしまった後 ただ生きる本能に従っただけだ
それを許せないのは 誰でもない 彼だった)
そうでもしなければ
誰も自分のことだと
人間が 自分が
こんなに浅ましい一面をもった生き物だと
解ってもらえないだろうと思ったのかもしれない 作者たるヒトは・・・・
救いは
死にゆくこの子に おにぎりを(握り飯というべきか)差し出した手があったことだけ
遅すぎた手
この子たちが社会から放り出されることになったのは
戦争という非常事態だったから
本当に?
今も コロナのせいで
戦争だの 日常を取り戻すためだの と言われている
日常はあっけなく非日常になる
寅さんの映画を見る
この映画を見て笑っていられるのは日常
そうね
寅さんは 日常と相いれないヒト
けれど
周囲は少なくともなんとか非日常を日常として受け入れようとする
どこかにそんな余裕がある
夢物語
そうかもしれない
だから 寅さんは 人気がある
ユートピアだから
ダメでも 突飛でも
受け入れようとする社会が そこにはあるから
そんなもの どこにもないけれど
人間性を失った と 評論するヒトがいる
人間性?
人間性を失っていないからこそ こんな悲しいことがある
そうではないのでしょうか
人は自分を常に疑うべきだと思う
浅田次郎の最新作で主人公は言う
「俺は糞じゃねぇのさ」
糞とは何か
なんでしょうね?
高畑さんは しかし 糞を知っていたのでしょう
だから 作らなければならなかった あの映画を
私が見たのは20代の頃
もう二度と見たくないと思った
岡田さんのように理屈は立たなかったけれど
それでも反戦映画として見ていたのではなかったと思う
若い女の子は輝かしい未来しか夢見ていないんだろうね
あの頃の私には覚悟というものはなかった
今あるのかどうか
どうか問わないでほしい
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