お弁当に続き　料理のお話

うちのオットは西の出
対して
ワタクシは南東北

よく訊かれたのが
「味が違うんじゃないの？」
薄い　と言われる関西と
濃い　と言われる東北
その辺　どうなっているのか　
そう問われることがありました

不思議といえば不思議なのですが
味の違いで揉めたことはこれまでに一度もないのです
まぁ　オットが我慢に我慢を重ねているという見方もできなくはないですが・笑
まさかそうではなかろうと

新婚当時
オットの両親が遊びに来た時に
義父が「なんやら　同じようなもん作るなぁ」と言っていたのを思い出します
つまり　義母が作る料理と似ていると　お墨付きを頂いたわけです

うちの母は　もとから　この会津の人なのですが
それほど濃い味付けは好みませんでしたし
工夫して料理することにも長けていました
（当時4人の子どもを抱えた未亡人の母
仕事をした後にご飯を作る等々
長姉の手助けがあったとはいえ　母はよくやっていたなぁと　今更ながらに思います）

私が育つ頃には　再婚した父が主な働き手でしたし
私以外の子どもは大きくなっていたので
母は当時としては珍しいものも色々作ってくれたものです

まぁ　はいからさん　だったんですね
（戦時中も着流し姿だったと噂で聞きました・爆←噂って・苦笑　そして　戦時中って！）

その母の味で育てられたワタクシ
オットの舌と違和感なく付き合っております

また　このオットが　山菜なんかが大好きなものだから
山菜がよく食卓に上る実家との相性も良く・・・
なんというか　世の中よくできてるなぁ…笑
そのせいかどうか
とりあえず　オットとワタクシの仲はまぁまずまず

けれども・・・

父と母の仲は晩年よくありませんでした・爆
実家と縁を切るまでにして結婚した父でしたが
（10近く年上で4人の子持ちの女の人との結婚ですから
　祖父の気持ちもよくわかります）
どうも味の好みが違っていたらしいのです

父は母と違い　濃い味を好みます
今も　私の味付けは薄い　と言いますし
なんにでも　醤油をかけたり　塩を振ったり　しがちです
もう年も年だし　何でも好きにしたらいいとは思うですが
そんな感じなのです
（近ごろは　私も父のため濃い目に味をつけるようになってきました）

母との不仲は　もちろん　その他の要素ももちろんあったのでしょうが
もしかして　味の違い　なんてことも影響したのかも

なんだか　ふとそんなことを思ったりしました

げにおそろしきは食い物の恨みなり

なんてねぇ・笑