2021-05-17(Mon)
私は森鴎外が嫌いだった
高校の教科書に載っていた 『舞姫』
最後の最後で 主人公たる男が
(相手の女性にひどいことをしたけれども) 自分の心も傷ついた
といったようなことを呟いて…
ふざけるんじゃない!
そう思った
抜け抜けと そんなことを言える森鴎外は(だってほぼ実際にあったことでしょう)人としてどうかしている
そんなふうに感じていた
今回読んだ本は その鴎外の末子 類 の人生を辿ったお話
最初の頃こそ
いやぁ お金持ちって途方もないなぁ
作家ってそんなに儲かる職業なのか?
と思うくらいで
正直つまらなかったのだけれど
(閑話休題
わかぎえふ(表記が正しいかどうかは?)が
某作家のご母堂が断りもなく家を印税で買ったりする という話を聞いて
「エ、エッセイってそんなに儲かるんですか?」と思わず問い詰めたくなった という話を思い出した)
類が絵でも文章でも芽が出ず
というより それらにものめりこまず
結婚はしたものの仕事といえるものもなく
鴎外の遺産で食べていけるはずがそうできなくなって
生活が厳しくなってきて・・・
自分は何をしたいのか? と 今更ながらに自分に問う類
そこに 私は自分を見てしまった
いやだいやだ
この年になって自分探しなど まっぴらごめん
とっくの昔にそんなこととはおさらばして
図々しいオバサンになったはずだったのに
危険な本だわ…
朝井まかてさん
最近好きになった作家さんだけれども
なぜ 彼を書こうと思ったのか 知りたいところ
この本を読み始めた頃
偶然にも堀井鴎一郎さんというお医者さんを知り
彼が鴎外の孫(次女の子)だとわかって・・・
なんだか符牒が…
ちょっと鴎外について調べてみようかと思ったりしている
追記
ウィキペディアの彼の欄に
晩年の幸田露伴は鷗外について、「蓄財と出世にしか関心のなかった男」と酷評している
とあって ちょっと笑ってしまった
やっぱりね(・・・と私ごときに言われたくもなかろうが)
幸田文の文章が好きな私は こちらに1票 という気持ち
高校の教科書に載っていた 『舞姫』
最後の最後で 主人公たる男が
(相手の女性にひどいことをしたけれども) 自分の心も傷ついた
といったようなことを呟いて…
ふざけるんじゃない!
そう思った
抜け抜けと そんなことを言える森鴎外は(だってほぼ実際にあったことでしょう)人としてどうかしている
そんなふうに感じていた
今回読んだ本は その鴎外の末子 類 の人生を辿ったお話
最初の頃こそ
いやぁ お金持ちって途方もないなぁ
作家ってそんなに儲かる職業なのか?
と思うくらいで
正直つまらなかったのだけれど
(閑話休題
わかぎえふ(表記が正しいかどうかは?)が
某作家のご母堂が断りもなく家を印税で買ったりする という話を聞いて
「エ、エッセイってそんなに儲かるんですか?」と思わず問い詰めたくなった という話を思い出した)
類が絵でも文章でも芽が出ず
というより それらにものめりこまず
結婚はしたものの仕事といえるものもなく
鴎外の遺産で食べていけるはずがそうできなくなって
生活が厳しくなってきて・・・
自分は何をしたいのか? と 今更ながらに自分に問う類
そこに 私は自分を見てしまった
いやだいやだ
この年になって自分探しなど まっぴらごめん
とっくの昔にそんなこととはおさらばして
図々しいオバサンになったはずだったのに
危険な本だわ…
朝井まかてさん
最近好きになった作家さんだけれども
なぜ 彼を書こうと思ったのか 知りたいところ
この本を読み始めた頃
偶然にも堀井鴎一郎さんというお医者さんを知り
彼が鴎外の孫(次女の子)だとわかって・・・
なんだか符牒が…
ちょっと鴎外について調べてみようかと思ったりしている
追記
ウィキペディアの彼の欄に
晩年の幸田露伴は鷗外について、「蓄財と出世にしか関心のなかった男」と酷評している
とあって ちょっと笑ってしまった
やっぱりね(・・・と私ごときに言われたくもなかろうが)
幸田文の文章が好きな私は こちらに1票 という気持ち
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