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山の絵本
どこでどう知ったのか忘れてしまったのだけれど

最近読んでいるのが 『山の絵本』(尾崎喜八著)

その中に彼の詩があって
なんとなく 今の自分に響く気がして…

ここに書き記しておきたくなりました

「小暮先生」

はたらいて食うのはあたりまえだから
還暦すぎても務めに行くのだ
市内電車はのろいようでも
時間に乗れば時間に着くから
毎日電車でかようのだ
約束は果たさないと気持ちがわるいから
身をつめても果たすのだ

きたない事はきらいだから
きたない事に手は出さないのだ
おのれの内の天に聴くから
天に則って道をふむのだ
自然はおおきな母だから
自然を思えば気が大きくなり
山が好きだから
山へ行くのだ

ああ 先生
あなたは本当の生きた証拠
生きる日々にたまたま迷ってつまづく時
私はあなたの存在を思って立ち直るのです



高村光太郎と友達だった彼は
この詩を
高村光太郎の『当然事』にならって
同じような形で書いています

小暮先生とは 小暮理太郎のこと
(とはいえ 私はこの方の業績を知らない)

同じように 
牧野富太郎についても彼は語るのだけれど
「人を先生と呼ぶためには、僕に弟子の心がなくてはならぬ。」
と書いています。

彼の幸せは
こうして「先生」と呼べる人に出会えたことかもしれない
そんなふうに思ったのです

根拠のない自信から来る傲慢さが現れる自分のことを思うと
反省するばかりです

どうしたら 謙虚な自分であることができるでしょう?
私の課題はそこかもしれません

それがすべてを紐解くことになるのかも
そんな気がしています




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(非公開コメント受付中)

No title
「人を先生と呼ぶためには・・・」 で思い出しました

夏目漱石著の「こころ」には最初から最後まで先生、先生という言葉が出てきます
昔、学生の頃本郷東大前に有る喫茶店「こころ」で文庫本を広げて読みました
今、iPhoneの電子書籍で再読しています・・・先生、先生の連続です。


ティコティコさま
「こころ」で『こころ』を読む 笑
私も昔読んだ記憶はあるのですが
どんなお話だったのか すっかり忘れています
私も再読いたします




プロフィール

タロウの母

Author:タロウの母
「美味しいお酒と肴で食っちゃ寝 
犬猫と遊んで また食っちゃ寝」
 を理想とする怠け者

2010年愛玩動物飼養管理士2級取得
同年 ホリスティックカウンセラー

タロウ (犬-男の仔・2005年春生) 
さっちゃん(猫-女の仔・2006年春生)
ハル  (猫-男の仔・2013年秋生)
ダイ  (猫-男の仔・2014年秋生)
と一緒に暮らしています
くぅちゃん(猫・女の仔・元野良)は
2009年初夏に家に来て1年後に身罷りました

おうちを求めています!
みんな幸せ NPO法人犬と猫のためのライフボート~手を伸ばせば救えるいのちがある~
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☆Aishamanmaの手作り薬膳ご飯      http://aishamanma.com/
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